心の歪みを直したい 〜うつ病からの寛解を目指して〜

慢性うつで、うつ歴二十数年、
復職して2年のサラリーマンが、
うつからの寛解を目指して始めたブログです。

ブログを始める(4)慢性うつ

慢性うつとはなんなんだろう。

自分なりに過去を振り返ってみる。



私は昔から、生きづらい人生を送ってきた。


まず私は、人付き合いが苦手だった。

常に他人に劣等感を持ち、自分に自信がなかった。

そんな自分を隠すため、人に見られる場では常に完璧で格好よくあろうとした。

友達と呼べる人はなく、孤独を感じていた。

友達と思ってくれる人はいたと思うのだが、こちらから心を開くことはなかった。


私は授業で問題を答えさせられるのが苦痛だった。

間違えたらどうしよう、間違えたら馬鹿にされる。馬鹿だと思われる。

先生に質問することもできなかった。

こんな基本的なことを質問したら、きっと馬鹿にされる。怒られる。

そんな風に思うと、いつも行動を起こせなかった。

私は高専、大学、そして大学院まで進み、修了できたのだが、

先生や指導教員に質問した回数など、片手で指を折って足りるぐらいだ。


私は、大学院で1年休職した。
研究室に顔を出せなくなってしまった。
研究に行きずまりを覚え、かといって指導教員に相談できるわけもなく、

一人で悶々とするうちに、遂には出された課題をできなくなり、

研究室に行くことができず、親にも相談しないまま、

朝自宅を出ては、遠くのショッピングセンターの駐車場に車を止めて、

ただただ寝るばかりだった。

今にして思えば、この時の自分は完全にうつだったと思う。

今よりもずっと深刻だったかもしれない。

研究室に行かなくなって半年以上経ち、もう隠し続けることもできなくなって、

遂に親に話をした。

そして、旅に出たいと相談した。

この機会に、車で日本一周でもしながら自分のことを見つめ直したい、と言った。

結局、親にも指導教官にも反対され、その希望は叶わなかったが、

もし本当に行っていたとしたら、どうなっていただろう。

旅先で家に帰りづらくなり、結局…。


私は勉強が苦手だった。

もちろん、勉強するより遊びたい、そんな気持ちはあった。

ただ、勉強していても点数が上がる気がしなかった。

こんなこと勉強しても。将来には何の役にも立たない。時間の無駄だ。

どうせあいつよりできないんだ。兄よりもできるわけがない。

親からも期待されていない。馬鹿だと思われている。

試験前になると、気持ちは焦るが、かといって勉強をする気も起きず、

結局間際になっての一夜漬けしかせずに、試験や受験にも臨んでいた。

幸か不幸か、高専受験、大学編入受験、大学院受験と、

試験に落ちることはなかった。


私はいつもぐったりしていた。

常にどんよりとした疲労と、頭の重さを感じていた。

休みの日も友達と出かけることなく、

自宅か、もしくは大学の研究室に引きこもっていた。

何をするわけでもなく、ネットやゲームをして過ごした。


他にもあげたらきりがない気がする。

でも辛くなってきたので、過去を思い出すのはここまでにしたい。

また書けるようになったら追記したい。



私は昔から、生きづらい人生を送ってきた。

それが、慢性的なうつというものなのだと思う。



(5)に続く

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